神様娘の憂鬱
「大丈夫か?神崎」
「山本くん」
「途中で気持ち悪くなったんだって?
悪かったな…、やっぱ1人で行かすべきじゃなかったよな」
ははっ。
さすがに闇に捕らわれていたなんて言えないから翼がうまく言ってくれてたみたい。
「大丈夫、大丈夫!少し休んだから」
これは相当みんなに迷惑かけちゃったねι
なんかしないとな~と思いつつ、光の元に帰って来た嬉しさに頬が緩んだ。
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「握野!」
翼は、叶音たちとは少し離れているところにいる彼女を見つけた。
「天越くん…」
「えっと・・・悪かった。途中で無責任なことして」