神様娘の憂鬱
限界だな。
神はフッと笑い、近づいて行った。
***
っ・・・。どうしよう。
黒いモヤはいくら消してもきりないし、樹海の浄化もほとんど進まない。
私の神力も落ちてきた。
「くっ・・・」
もう…立っていられ--
フラッと倒れそうになった瞬間、ポンと暖かいものに支えられた。
「っ・・・と…さん」
「よく頑張ったね、叶音。あとは父さんに任せなさい」
その言葉と共に父さんの周りから神力の光が一気に放たれた。