神様娘の憂鬱
神様と天使
朝の光がカーテンの隙間から注ぎ込んでいる。
朝だとわかっていても眠さに負けて眠っていた。
「…のん、叶音…!いい加減起きろ!!」
近くから聞き覚えのある声がして、うっすら目を開けた。
「叶音、遅刻するぞ!」
その声と同時にカーテンがサッと開けられ、太陽の光が部屋に入ってきた。
「まぶし・・・・」
そして目の前には太陽の光を浴びながら怒った顔をした男の子。
「翼…」
その男の名を呼び、ゆっくりベッドから体をおこした。
ふぁ~・・・・
…初めまして。
私の名前は神崎 叶音(カンザキ カノン)
見た目や中身は普通の高校生。