神様娘の憂鬱
それが・・・・
“神様後継者”として言われてるのはわかってても嬉しく感じることを--
「ただいまー!」
結局、いつものように寄り道せずに家についた。
「あ、叶音!」
目の前にはドーンっと仁王立ちをした望ねぇが立っていた。
けど服装は、学校のときはとは正反対のだらしないジャージ姿。
翼は慣れた感じで、スーッと私の隣を通ってリビングに入って行ってしまった。
「な、なに…?」
「なにじゃねーよ。私が行ったとき一瞬、ゲッ!っていう顔したでしょ!」
バレテたんだι
「そんな嫌な顔すんなよ。お姉さまがクラスに行って叶音も嬉しいだろ?あ?」
「そ、そうですね。…ははっ」