神様娘の憂鬱




むっか~~!


女子力0って、あんたに言われたくない。



今すぐ神力で滅したい・・・!






「まぁまぁ。痴話げんかは家でな、2人とも」



「山本くん・・・」


翼の後ろから愛想よく山本くんが仲介してきた。






「そうだよ、叶音。明日から“夏休み”なんだしね」



「繭まで~」



前にいた繭まで笑った。






そう。


今は終業式中。




そして明日から---




『えぇ~…オホン。
では全校生のみなさん、明日から楽しい夏休みを』




――夏休みだっ!




< 63 / 266 >

この作品をシェア

pagetop