神様娘の憂鬱
「あー!校長の話長かった」
ん~っと体を伸ばす。
「話長いし歳だし、そのうち式中に倒れそうだな」
「はははっ!翼、言えてる」
翼…言ってること本当になりそうで逆に怖いよι
「ねっねっ。叶音」
「ん?なに?」
繭は、なんだかキラキラした目で見つめていた。
あぁ~…なんで彼氏があの山本なんだろ…
(なんでってなんだよ!神崎! by山本)
「叶音は夏休みどこか行くの?」
「ん~…、特に予定ないかな」
神様だから勉強をそんなにしなくてもいいし、習い事や部活もない。