神様娘の憂鬱


もっと薬品の匂いで溢れて、重い雰囲気かと思ったけど…



話は繭にしてもらっているから、受付の人にすんなり通してもらった。





「ここか・・・」



そして『子供広場』という部屋についた。





「失礼しまー…す」



「あ、叶音!」



扉を開けると、繭や数人の看護師さん、そして子供たちがいた。





「あなたが叶音ちゃん?」



「は、はい!」



1人の看護師さんが近づいてきた。




「繭の叔母です。手伝いに来てくれて、ありがとう。
人手が足りなくて助かるわ」



「い、いえ・・・」



この人が繭の・・・


そういえば目元が少し似ている気がする。


< 68 / 266 >

この作品をシェア

pagetop