神様娘の憂鬱
もっと薬品の匂いで溢れて、重い雰囲気かと思ったけど…
話は繭にしてもらっているから、受付の人にすんなり通してもらった。
「ここか・・・」
そして『子供広場』という部屋についた。
「失礼しまー…す」
「あ、叶音!」
扉を開けると、繭や数人の看護師さん、そして子供たちがいた。
「あなたが叶音ちゃん?」
「は、はい!」
1人の看護師さんが近づいてきた。
「繭の叔母です。手伝いに来てくれて、ありがとう。
人手が足りなくて助かるわ」
「い、いえ・・・」
この人が繭の・・・
そういえば目元が少し似ている気がする。