poem集

恋なんて

『恋なんて』

こどものわたしの恋なんて…

所詮こんなものだわ。


可愛いげのない
素直じゃない
わたしの
初めての彼氏。


わたし"だけ"の彼氏。

なんて上辺だけだったわ。



好き…だったよ?


告白して…
傷ついて…


次は告白されて…

やっと…付き合えたんだ。



だけど



今想いかえすと



わたしは"彼女"という名の知人…だったんじゃないの?



わたしが悪い



だけど おあいこだわ。



貴方もなんにも しなかったでしょう?





別れたトキ
辛さと罪悪感で押し潰されて
涙が零れた。


だって貴方は
最後まで優しかったから。


それが嬉しくて 悲しくて
ただただ切ない…



その優しさの塊が貴方だったから。



最後までどうもありがとう…。
幸せになってね




零れる涙を拭うと


わたしは 前に進んだ。



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