イトデンワ。




『まだ、あの公園あるのか!?』







『分からない。あの公園は、高校の帰り道にあったから…』







『まぁ~行ってみよう!』







私の母校である高校を通り過ぎる。



懐かしい。





近付く度に、
公園があって欲しいと願う。



角を左に曲がり走らせば、
公園が見えるはず!



ジャングルジムが見え、
大きな滑り台も見え、

何と!
あの木も…見えた。





公園近くのコンビニに駐車した後、
車から降り公園へ。




子供達のハシャギ声。



ベンチでは、
母親同士がお喋り中。




元気に遊ぶ子供達を見つめ微笑む私。







『可愛いね。』







『あぁ~俺達も、子供が欲しいな!?』







『うん。…えっ!?』







『子供だよ。結婚すれば、いつかは…子供は授かる。外に出て、思いっきり子供と遊ぶんだよ。』







『そうだね。色々な場所に連れて行ってあげて、遊ぶ楽しさを教えてあげるのよね。』







『あぁ~教える事は、大事。』
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