イトデンワ。




『うん。良いよ。幼馴染みが、シェフ!!凄いね。』







『そいつの親父さんが、シェフで…最初の頃は、嫌々だったけど段々と料理を作る魅力に引かれて後を継いだ。有名になって…忙しいみたいでさ!食べれなかったら、ごめん。』







『謝らないで!断られたら、次回にでも行けば良い事だよ。』







『ありがとう。』







エンジンを掛け、
出発。



レストランに向かう。







『幼馴染みって!幼稚園からの?』







『あぁ~幼稚園からの腐れ縁。俺の事、何でも知ってる。俺の事が知りたいなら、そいつから聞けば良い!!』







『聞いて…良いの?普通は、聞いて欲しくないんじゃない?』







『お前に、隠し事はない。聞かれてヤバい事も、何もない。俺が、忘れていた事をアイツが話したとしても大した事ないと思う。お前にも、居るの?』







『私も、幼稚園からの幼馴染み居るよ。』







信号が赤。







『その幼馴染みからお前の事、聞いてみたい!俺の知らないお前が、聞けるかも。男?女?』







『あなたと同じ。男性だよ。優しい人。』







『ふぅ~ん。優しいんだ!何か…嫌だな!!』







信号が青。







『焼きもち妬いちゃった?安心して。幼馴染みは、結婚して2児のパパ。この前、会ったんだ!奥さん、凄く綺麗な人で…子供も、可愛かった。』







『会ったんだ!聞かれなかったか!?会う度に、聞かれる質問。』
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