イトデンワ。
『聞かれたよ。「お前は、彼氏居るのか!?」って!「居るよ。大切な人。」そう答えたら…』
『答えたら?』
『幼馴染みから「会わせろ!」って!そう言われて…遠距離中だと言うと、何回も「大丈夫なのか!?」って!大丈夫だと言う事を、伝えても…』
話を聞き終わると、
彼は黙り。
『嫌な気分に…させちゃったよね?』
『会うよ。お前の幼馴染みに会う。遠距離でも大丈夫だと言う事を、俺が証明してやる。お前の事、幼馴染みとして大切にしてるんだな。心配なんて…普通はしない。だから…妬いた。』
『何回、妬いてくれてるのかな?でも、嬉しい。じゃぁ~いつか、会ってね。約束だよ。』
『約束する。』
信号を左に曲がり少し走らせ、
高層ビルに通じる駐車場に入る。
満車で中々…見つからない。
出ようとする車を見つけ、
徐行運転。
車が出た後、
駐車。
車から降り、
キーロック。
手を繋ぎ、
彼の幼馴染みが経営するレストランに向かう。
ビルの中に入り、
驚く私。
内装が豪華。
『綺麗だね。何か…私には、場違いじゃないかな?』
周りの女性達は、
綺麗に。
それに比べて私は…