イトデンワ。
『ちょっかい出さねぇよ!お前の彼女は、俺にとっては…何になる?そうだ!!身内だな。』
『み…身内!?』
『そう!家族ぐるみ。親しいと言ったら、身内みたいなもん。』
『お前、相変わらず意味分かんねぇ事を』
側でのやり取りを聞き小笑いする私に気付く2人。
『可笑しい?』
『可笑しいんじゃなくて、仲が良いな!って…思っただけ。男同士の幼馴染みって!言いたい事が言えて、お互いの事を分かってるから羨ましいよ。』
微笑む私に、
赤面する幼馴染み。
『おい何、赤くなってる』
『あ…赤くなってるかよお前の気のせいだ』
25階に到着。
扉が開き、
エレベーターを降りた。
幼馴染みの後ろを付いて…
閉まってる扉に鍵を差し開けると、
私と彼を招き入れ扉を閉めた。
店の中は広く綺麗。
カーテンで閉められているガラスから見える夜景。
綺麗だろうな!!