イトデンワ。
テーブルの方に案内。
椅子を引き、
『どうぞ!』
『ありがとうございます。』
椅子に座る動作と同時に椅子を!
『お前は、自分で座れ!』
『それは、お前じゃなく俺が』
『俺の仕事だ!焼きもち妬く事か!?』
椅子に座り、
睨む。
『彼女も、大変だね。焼きもち妬きの彼氏をもって!』
『大変なんて思った事ありません。焼きもち妬かれる事は、嫌じゃないんです。私にとっては、凄く嬉しい事って!言うか…愛され愛していますから。可笑しいと思われるかもしれないけど…』
『お前、愛されてるんだな!でも…焼きもち妬く度が過ぎると、女性は嫌気をさす。まぁ~女性によるけど…相応しい女性、見つけたな!!』
『見つけたじゃなく、出会ったんだ!焼きもち妬くぐらい愛してるんだよ。愛されてるって!凄く、嬉しいよ。』
お互いに、
微笑み合う私と彼。
『お前って!幸せ者だな。羨ましい。』
『お前、確か…付き合ってる彼女、居たよな!?』
『聞くか!?』
『俺の事ばかりで、お前の話も聞かせろ』
『別れた。俺が悪いんだよ。料理の事しか頭になくて、彼女とのデートも記念日も…全部、忘れて…その事で、責められて…その前に、もう彼女の存在は俺から消えてたし…良い機会だと思って!俺から別れを切り出した。これから、料理を作るから楽しみにしててくれよな!!』
その場から離れ、
厨房へ。