イトデンワ。




『おい離れろ』







椅子から立ち上がり、
離すと…

隣に座り、
引き寄せ抱きしめる彼。







『別に、怒らなくても良いだろ!?俺は、嬉しくてバグしただけだ!お前が、愛されている嬉しさから…羨ましいくらい!!』







『だからって!ナゼ!?抱きしめるコイツを抱きしめて良いのは、俺だけ』







『お前…さ!それって…束縛になるんじゃねぇの!?遠距離だからって!余り、良くねぇぞ!いつかは、嫌がられて逃げられる。』







『俺は、束縛なんてしてねぇよ彼女が、他の男に抱きしめられて何にも思わない奴なんて居ねぇ普通に思う事だろそれが、束縛になるのは可笑しい』







その時、
扉の開く音。







『客?な訳ねぇよな!?今日、休みなんだろ!?』







『あぁ~従業員か!?』







扉の方を見つめ、
足音の主が現れた時の彼と幼馴染み2人の表情が変わる。



女性。





微笑みながら近付く。







『あら?珍しい人が居るじゃない!?』







『お前、何しに来た今日は、臨時休業。看板みなかったのか今は、祝福中。邪魔するな』







『怒らないでよ!私も、仲間に入れてよ!!』
< 119 / 137 >

この作品をシェア

pagetop