イトデンワ。
『おい離れろ』
椅子から立ち上がり、
離すと…
隣に座り、
引き寄せ抱きしめる彼。
『別に、怒らなくても良いだろ!?俺は、嬉しくてバグしただけだ!お前が、愛されている嬉しさから…羨ましいくらい!!』
『だからって!ナゼ!?抱きしめるコイツを抱きしめて良いのは、俺だけ』
『お前…さ!それって…束縛になるんじゃねぇの!?遠距離だからって!余り、良くねぇぞ!いつかは、嫌がられて逃げられる。』
『俺は、束縛なんてしてねぇよ彼女が、他の男に抱きしめられて何にも思わない奴なんて居ねぇ普通に思う事だろそれが、束縛になるのは可笑しい』
その時、
扉の開く音。
『客?な訳ねぇよな!?今日、休みなんだろ!?』
『あぁ~従業員か!?』
扉の方を見つめ、
足音の主が現れた時の彼と幼馴染み2人の表情が変わる。
女性。
微笑みながら近付く。
『あら?珍しい人が居るじゃない!?』
『お前、何しに来た今日は、臨時休業。看板みなかったのか今は、祝福中。邪魔するな』
『怒らないでよ!私も、仲間に入れてよ!!』