イトデンワ。
『今まで、俺に伝えてた言葉は全部…嘘だったって!事か!?それが、お前の本心。俺は、その言葉を聞きたかったのかもしれない。お前の性格、良く知ってるから感情を仕舞い混んでると思ってたよ。伝えてた言葉の中には、感情を少しだけ出していたけど…聞けて良かったよ。』
『バレバレだったんだね。隠してたつもりでも、敵わないな!本当に、突然!!サプライズで会いに行っても…良いの?』
『言っただろ!?会いに来たら、嬉しくて抱きしめるって!神戸で、待ってる。でも、突然!!仕事を辞めて神戸で暮らすって!お前1人で決めても…ご両親が許さないだろ!?』
『許してはくれないと思うけど、許してくれるまで説得してみせるよ。自分の気持ちを伝えれば、絶対に分かってくれるはず!!頑張る!』
『心配だなぁ~本当に、説得出来る?』
じーっと見つめる彼。
『説得出来る自信ないけど、あなたと一緒に居たいし…あなたの側に居たいから喧嘩してでも、頑張る。待っててくれる?』
『待つよ。お前を、待つ。けど、ご両親と喧嘩して欲しくない。男として、俺も一緒に説得するよ。』
『ありがとう。凄く、嬉しいよ。けど…私が、説得したいの!今回は、私に任せて欲しい。』
頭を優しく撫で、
微笑む彼。
『分かったよ。お前に任せる。無理はするなよ。俺に、頼りたくなかったら頼って来い!それまでは、口を出さず…待つよ。』
『ありがとう。』
お互いに、
強く抱きしめ合う。