イトデンワ。
ソファから立ち上がり、
浴室へ。
その時、
彼の携帯が鳴り画面を見て慌てて出た。
『もしもし。分かりました。はい。失礼します。』
電話を切ると、
携帯電話をポケットに仕舞う。
『すまん。先、風呂に入っててくれないか!?今、ロビーに客が来てるみたいで。話が終わったら、すぐ戻るから!!』
『分かった。』
『カードキー、持って行く。鍵は、閉めるから安心して!』
テーブルの上に置かれたカードキーを持ち部屋を出た。
急いで、
1階へ。
1階に到着。
ロビーに向かい、
周りを見回しソファに座る人物を見つけ歩み寄る。
会釈し、
向かい合わせに座る。
『お久しぶりです。』
『久しぶりだね。明日が、神戸に帰る日だったね?』
『はい。』
相手は、
中高年の男性。
ガッシリ体型。
顔は…