イトデンワ。




ソファから立ち上がり、
浴室へ。



その時、
彼の携帯が鳴り画面を見て慌てて出た。







『もしもし。分かりました。はい。失礼します。』







電話を切ると、
携帯電話をポケットに仕舞う。







『すまん。先、風呂に入っててくれないか!?今、ロビーに客が来てるみたいで。話が終わったら、すぐ戻るから!!』







『分かった。』







『カードキー、持って行く。鍵は、閉めるから安心して!』








テーブルの上に置かれたカードキーを持ち部屋を出た。




急いで、
1階へ。







1階に到着。


ロビーに向かい、
周りを見回しソファに座る人物を見つけ歩み寄る。

会釈し、
向かい合わせに座る。







『お久しぶりです。』







『久しぶりだね。明日が、神戸に帰る日だったね?』







『はい。』







相手は、
中高年の男性。


ガッシリ体型。



顔は…





< 126 / 137 >

この作品をシェア

pagetop