イトデンワ。




ソファから立ち上がり、
お辞儀。


その場から離れ、
部屋に戻る。







お風呂から出て、
ソファに座り待つ私。





誰と何を話してるのかな?





不安が募る。




その時、
カードキー音。

ドアが開き閉まる音。





ソファから立ち上がり、
彼が現れた瞬間に駆け寄り抱きしめた。


強く。





突然の行動にも驚く事なく、
強く抱きしめ返す。







『どうした?もしかして、寂しかった…とか!?』







『寂しかった。不安だった。』







『遅くなって、ごめん。同級生が来て、相談されて…話が長引いてしまった。本当に、ごめんな!』







父親と会っていたのは言えず、
嘘を。







『こっちこそ、ごめん。1人で、不安がって…もう、大丈夫。お風呂に入ってきて。待ってる。』







体を離し、
顔を近付け、


『良い子で、待っててくれよ。』


kiss







彼は、
浴室へ。。


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