イトデンワ。




『笑われる?誰が?』







『だから…あなたが!?』







『笑われても構わない。他の奴が、どう思おうと俺にとっては最高の寝顔。寂しくなったら、この寝顔写真を見るよ。まぁ~本当は、本人を見て寂しさを吹き飛ばしたいんだけど…な!』







『待ってて!私、絶対にあなたの側に行くから!』







抱きしめる私。







『待ってる。早く、側に来てくれよな!このままだと、お前を襲ってしまいそうだよ。襲っちゃおうかな?』







体を離す。







『ダ…ダメだよ!今日は…』







『そうだった。神戸に戻る日。楽しみは、神戸に来た時までお預けだな。さぁ~着替えて、ホテルを出よう。』







寝室に行き、
洋服に着替え始める2人。




恥ずかしがる事なく、
彼の目の前で着替えるようになった私。


最初の時とは、
大違い。


何日も一緒に居ると、
平気になるもんだと実感。




着替え終わり、
ボストンバックを手に持ち寝室を出る彼の後を。








部屋を出て、
エレベーターへ。



手をしっかり繋ぐ。






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