イトデンワ。
大勢を変え、
窓に背を押し付けながら、
濃厚なKiss
額と額を合わせ、
お互いに、
見つめ合う。
『どうして…俺の話を、聞かない?このキスも…最後だと思っているのか!?』
答えたくない。
涙は、
止まらない状態のまま…目を逸らす私。
『俺が、気付いてないとでも…思ってるのか!?お前が、ずっと…不安を感じていた事。最初から気付いてた。俺も、ずっと…不安を感じてたんだ!!鈍感のお前は、気付いてないだろうな!?』
『えっ!?』
『不安を…感じるのは…お前だからだよ。お前だから…不安で、仕様がない。俺が、本気で…惚れたから。俺にとって、忘れられない相手は…目の前に居るお前。キスは、最後じゃない。この先も…永遠に、キスは…あるんだよ。』
『う…嘘じゃ…ないよね?』
涙が溢れ、
頬に…
『嘘じゃない。お前からの返事を…もう1度、聞かせて欲しい。俺と結婚前提に、お付き合いして頂けますか?』
2度目の交際申し込み。
『私と居たら…嫌な思いするかもしれない。ほ…本当に…私で、良いの?』