イトデンワ。




じーっと、
見つめる彼。







『お前の全部を…自分の物にしたかった。俺…強引だったよな!?』







じーっと、
見つめる私。







『そんな事ないよ。凄く、嬉しかった。ずっと、思ってたんだ。もしかしたら、このまま…男性を知らずに、終わるんじゃないかな?って!本当に、嬉しかったよ。』







『何か…照れるな。あの時のお前の表情、覚えてる。忘れられないよ。』







『な…何、言い出すの!恥ずかしいよ。』







『今、思えば…未成年だったお前との…そう言う事してしまった時点で、犯罪に入るんだよな!?』







『犯罪?』







『あぁ〜逮捕されてたかもしれない。』







『そ…そんな事させないよ。もう、交際してたんだもの。交際してる2人が、そう言う事しても…可笑しくない。逮捕なんて…』







『もう、何年か前の話。確かに、交際してる2人が…そう言う事しても可笑しくないよな!?でも、お前の表情…凄く、可愛かった。』







赤面。







『もう…言わないで!は…恥ずかしいから…もう、忘れて!』
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