イトデンワ。
『神戸は…別?』
頷く私。
『会えない間、ずっと…ヤキモチ妬いといてくれ!久しぶりに会った時、凄く…燃えるだろ!?』
『へ…変な事…言わないで!』
赤面。
デパートに、
到着。
中に入り、
向かった先は…
【ジュエリー】
『宝石?』
『あぁ〜お前と俺のペアリングを、買おうと思ってさ!婚約指輪と結婚指輪は、別。』
『指輪なら…あるよ。今も、指に嵌めてる。』
誕生石の指輪。
高校卒業の時、
お祝いとしてくれた指輪。
私にとって、
大切な指輪。
彼が、
神戸の方に行ってしまう時から、
ずっと…嵌めていた。
『大切にしてくれてたんだな。でも、そろそろ…休ませてあげたらどうかな?高校卒業の祝いプレゼントとして…それから、何年も経ってる。新しい指輪に、バトンタッチして…2代目に譲るって!どうかな?』
『じゃぁ〜ペアリングが、2代目って!事?』
頷く彼。
『「長い間、ありがとう。」って!言いながら、仕舞わないといけないね。』
『そう言う事だな。』