イトデンワ。
宝石店に入り、
指輪コーナーへ。
指輪コーナーの方に、
歩み寄り、
ガラスケースに並べられてある指輪を見る彼と私。
『どのような指輪を、お探しでしょうか!?』
『ペアリングが、欲しいんだけど…』
『ペアリングでしたら、こちらでございます。』
女性従業員の案内で、
移動。
ガラスケースを覗くと、
可愛らしいデザインから色々なデザインのペアリングが、
並べられている。
迷ってしまいそう。
『こちらのデザインが、人気でございます。』
目の前に、
出されたペアリング。
『可愛いね。』
笑顔の私を見て、
微笑む彼。
対応する女性従業員は、
指輪を見る私ではなく…
彼に見惚れていた。
彼と目が合うと同時に、
私に目を向ける。
『これに…するか!?』
『えっ!?』
『お前の笑顔で、決めた。』
『良いの?他にも…あるよ。』
『良いよ。お前の笑顔で、もう…決めたから、他のペアリングを選ぶ事ない。それにしよう。』
頷く私。
『じゃぁ〜その指輪は、そのまま嵌めます。その代わりに、彼女の指輪を…そのケースに、仕舞って下さい。』