イトデンワ。
『正直に、答えて…良い?』
頷く彼。
『凄く、凄く…不安だったよ。観覧車が、最後じゃないか!?とか…翌日、連絡が取れなくなるんじゃないか!?とか…「君とは、遊び。」そう言って…別れを切り出されるんじゃないか!?とか…他の言葉が、浮かび上がったり…もし、そうなってしまったら…納得するような。高校生の私は、自信が持てない。自信がない。私にとって、最初で最後の…って!』
『俺も…話したい事がある。実は、お前との交際始めて…少し経った時に、同僚の仲間と親友に話したら…猛反対。「別れた方が良い。どうせ、お前が疲れるだけ。女子高校生は、ワガママ。本気じゃないはずだ!」そう言われて、誰1人…賛成しなかったよ。何を言われようと、お前と別れる気なかったから聞き入れなかった。反対されても構わない。そうだろ!?』
『やっぱり…反対されたんだ!じゃぁ〜今も、反対されたまま?私のせいで、ぜ…絶交とか…してないよね!?』
顔を伏せる私。
顔が見れない。
私のせいで、
絶交してしまったのなら…
どうしたら良いのかな?
どうしたら…良いの?
『今…自分を、責めてる?』
頷く事が…出来ない。
『やっぱり…話すんじゃなかったな。話を聞いて、自分を責めるだろうな。って!思ってたから…俺は、お前と交際した事…後悔してない。お前に惚れた事も…後悔してない。』