イトデンワ。




赤面。







『嘘だよ。って!言うよりも、あと1日残ってる。その日が、俺達が一緒に過ごせる最後の日だ。また、遠距離が始まる。明日は、海に行くだろ!?その後、お前を連れて行きたい場所があるし…楽しみは、取っておくよ。』







抱きしめる彼。







『今日の俺は、どうかしてたんだな。お前に…ごめんな。』







『私の方こそ…ごめんね。「嫌われたくない」って!そう思って…苦しめ悩ませてしまって、ごめんね。』







『嫌ったりしないよ。嫌う訳ないだろ!?ホテルのレストランに行こう。』







『うん。』







年が離れている。




その理由から甘える事を控えていたのかもしれない。



甘える事は、
嫌われると思っていたから。







彼は、
凄く愛してくれている。





私も、
凄く愛してる。







冴えない私を、
彼は…


惹かれたのは、
どうして?







彼が私に、
惹かれる何かがあった事に驚いている。







彼の一目惚れ。







一目惚れされる事は、
嬉しい事。







最後になって…



一目惚れは勘違いだと、
ならないよね?







「愛してなかった」
って!

言わないよね?






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