イトデンワ。




『それ、どういう…』







じーっと見つめ、
何も答えない彼に対して…



少しだけ、
首を傾げる私。







『ちょっと、耳を貸してくれない?』







『耳を?』







『うん。』







耳を、
彼の方に向けると…




突然!!


Kiss







人の目を気にせずの私達に驚く周りの者。



再会した男性。







微笑む彼。







『これで、追っ払えただろ!?お前って!素直で…素直過ぎる。』







『それって…良くないの?』







『いいや!良い事だよ。けど、それは…俺以外の男には止めてくれよ!!って…言いたいけど、男友達は居なかったんだよな!?』







『う…うん。だから…大丈夫。私に、男友達が居ない事は話してあるし…知ってるのに、どうして…気になるの?』







私の問いかけに答えず、
椅子から立ち上がる。







『部屋に戻ろう。』







椅子から立ち上がり、
手を繋ぐと…

レジへ。




支払った後、
部屋に戻る2人。







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