イトデンワ。




『じゃぁ~待たせたら悪いよ。行かないと…』







『行かない勝手に来て、勝手に待ってるほっとけば良い』







『ダメだよ。同級生は、大事にしないと…私、待ってるから…』







『行かないと…ダメか!?』







頷く。







『お前に言われたら…言う事、聞くしかないな!』







『うん。着替えて待ってるね。』







着替えを済ませている彼は、
部屋を出てロビーへ。








彼が出て1人になった部屋の中は、
凄く静か。







話の内容は、
同窓会の件以外の話に変わるはず!!


気になりながら、
着替え始める私。







ロビーに到着。







見回し、
探す。







姿を見つけ、
歩み寄り向かい合わせに座る。







『同窓会の件は、断ったはずだお前が、ここに居る理由はない』







『明日には、向こうに帰っちゃうんだろ!?この日にしか、同窓会が出来ない。お前に何回も同窓会を知らせても参加の返事が来ない。戻ってるこの日が、チャンスなんだよ。頼むよ!!』





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