イトデンワ。
『今、俺は誰と過ごしてる』
『彼女。』
『その彼女と過ごす最後の日に、同窓会を計画するか普通はしないナゼ!?邪魔する』
睨む。
『か…彼女とは、充分…過ごしただろ!?最後である今日1日は、俺達に付き合ってくれても良いじゃんか!?』
『それは、絶対に嫌だ断る俺、お前らより彼女の方が大事それに…今日は、本当に大事な日なんだよ俺にとっても…すまん。』
ソファから立ち上がり、
その場から離れようとしたその時!!
腕を掴まれた。
『男が、男の腕を掴み引き止めるって!変な想像させるから離せ』
『な…何だよ変な想像って俺からの話は、まだ終わってない。この話を聞いたら、同窓会の方を選ぶ!!』
『彼女より同窓会を?』
『あぁ~元カノが、お前の為に戻ってくる。喜ばしい事だろ!?』
“元カノ”
その言葉に表情が変わる。
『何年ぶり?お前らは、渋々…別れただけで、嫌いになって別れた訳じゃない。そうだろ!?』
問いかけに、
答えない。
『皆が、羨ましがるぐらい仲良かったよな!?お前らの周りだけ、熱々で…お似合いカップルだったけど、卒業と同時に別れたと聞いてビックリだよ!!どうして、別れた?アイツが、父親の転勤理由で海外に行くから?』
答えない。
『おい答えろよ』