イトデンワ。
『口から出た嘘だよ!!お前も会えば、笑うと言うか!?吹き出しちゃうよ。そして…大笑い。』
2人だで盛り上がる様子を見て呆れ顔。
そして…
『何が、面白い』
『面白いって!言うより、笑えるだけだ誰からも好意を持たれないような子…だろ』
『誰からも好意を持たれないなんて…可哀想。人生、楽しい事なんて訪れないような子だわ。』
同姓だったら、
痛みが分かると思っていた。
同姓でも、
考えや思う事は異性達と変わらない。
悲しさが…辛さが込み上げる。
顔を背き、
鏡に写る物をチラ見。
2人のやり取りを聞き、
深い傷を負っている心境を察する。
『いつまでくだらねぇ事、言ってるんだお前らと居ると、頭痛と吐き気がする帰れ』
睨む。
『同窓会の返事、聞いてない!!』
『今までの話の中で、同窓会の事…話したか』
『話しては…ない。話してはないけど…滅多に会えない。同級生に会いたいと思わないのか!?』