先生アイシテル
屋上の先生
宮崎明は昼休みになると、いつもの通り屋上へ向かった。



ふつう教師は職員室で昼食をとるものだが


彼の場合はあえてそれを避けていた




他の教師に嫌がらせを受けている…とかそういった理由は一切なかった



むしろ宮崎は人当たりが良かったから、彼を嫌うものはよっぽどいなかった




しかし宮崎自身は、人と群れることを極端に嫌っていた



あくまで仕事中だけの関係を保ちたかった


食事というプライベートな時間まで、他人に入り込まれたくないというのが、彼の本音だったからだ
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