甘い蜜に誘われて
「今日から、お手伝い係をさせて頂きます。木更津七緒です。」

コイツが、木更津七緒か。

見るからに馬鹿そうだな。

なんか、詐欺にあいやすそうな......

「君が木更津七緒さんだね。生徒会長の鈴音大樹です。よろしくね?」

俺はいつも通り、完璧な作り笑顔を見せて言った。

お前、今絶対に良い人だと思っただろ?

期待を裏切る事になってしまうが、俺のせいじゃないぞ?
お前が勝手に良い人だと思ったんだから。
< 12 / 24 >

この作品をシェア

pagetop