「FLY」 ~海を翔る~
その心地よさを遮ったのは、機械のアラーム音だった。
ピーーーピーーーピーーー
明らかに、怪しい音。
看護婦さんや医者がドカドカと入ってきた。
私は、邪魔だと部屋を追い出された。
追い出された私を、ナオのお母さんが見付けた。
「宏美ちゃん!いらっしゃい!」
強引に腕をつかまれて、病室に連れて行かれた。
病室に入った時には、看護婦も医者も静かに立っていた。
「23時15分 ご臨終です」
遠くのほうで、そんな言葉が聞こえた。
ピーーーピーーーピーーー
明らかに、怪しい音。
看護婦さんや医者がドカドカと入ってきた。
私は、邪魔だと部屋を追い出された。
追い出された私を、ナオのお母さんが見付けた。
「宏美ちゃん!いらっしゃい!」
強引に腕をつかまれて、病室に連れて行かれた。
病室に入った時には、看護婦も医者も静かに立っていた。
「23時15分 ご臨終です」
遠くのほうで、そんな言葉が聞こえた。