「FLY」 ~海を翔る~

NO.2

高校の帰りに、シュンくんと待ち合わせ。

そぉ、彼と2人でロッテリアで他愛も無い話。

その日の晩、シュンくんからの電話。

「もしもし?俺やけど・・・」

「うんうん、今日は有難う」

「いま、大丈夫??」

「うん!大丈夫だよ!」

「あのさぁ・・俺と付き合わない?」

告白の電話だった。

しばらく沈黙が続いた。

「返事、いますぐじゃなくても大丈夫だから・・」

「いえっ・・あのぉ・・こちらこそデス」

ぎこちない会話で電話を切った。

新しい1歩を歩み出したのは、夏目前の星が綺麗な夜だった。


その次の日、高校の帰りにシュンくんに会った。

こうちゃん達も居た。

シュンくんとは、ぎこちない感じ。

周りの目線も、ニヤニヤしてて何か恥ずかしい。

「お前等なんやねん!!」シュンくんが叫んだ(笑)

私も、恥ずかしくて苦笑いをした。


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