「FLY」 ~海を翔る~

NO.2

しばらく走って、夜景の見える知らない場所に着いた。

相変わらず無口な人。。

この人・・何考えてんやろ・・

ちょっと恐くなった。

「自分~なんて名前?」

「ひろみです・・・」

「俺は、ヨシ」

ヨシって名前なんや・・・

どぉでも良かった。

それ以上の、会話は無かった。。

この場を、今すぐにでも去りたかった。

デジタルの時計は、PM9:50

ヤバイ!!門限10時やのに(>。<)

「あの・・門限あるんで帰っていいですか??」

・・・・・。

「ほんまか~送るわ」

車は、走り出した。

自分の家を知られたく無かったから、近くの公園で降ろしてもらった。

「ありがとうございました」

「おう~またなぁ」

車が見えなくなってから家の方向に歩いた。

手には、ビニール袋・・・

ヤバイ!近くの溝に捨てた。


ただいま。


シンナーの臭いに気付かれない様に部屋に入る。

ベットに倒れこむ・・・シンナー臭い。

あたし、毎日なにしてんやろ・・・

そのまま寝てしまった。
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