「FLY」 ~海を翔る~

NO.3

・・・まだ、高校2年生。

親には、何て言えばいい・・・

一気に不安が襲った。

堕ろそう・・なんて不思議と思わなかった。

勇気を出して親に言った。

パパの顔は、引きつった。

傷付けた・・・心が痛かった。

話は、早かった。

うちの両親は、ヨシくんの家に話をしに行った。。

本当なら、男親が来るべきだろう・・

でも、来なかった。

グズグズしてたら、お腹の子供は待ってくれない。

両親同士の話し合い・・・

驚いた・・・

相手のお母さんの言葉・・

「宏美ちゃんが、息子を誘惑したんでは・・」

耳を疑った。

ヨシくんは、何も言わない。

「子供は、堕ろさせますから。」

パパは、そぉ言って帰って行った。

宏美の意見は通らなかった・・

帰ろうとする宏美に向かって、よしくんの親は「仕方無いのよ・・」言い放った。

歩いて帰る後ろから、よしくんの車が追いかけて来た。

「送るから乗れ」

乗った。

「ごめんな・・でも、やっぱり産むのは難しい・・」

意味が分からなかった。

じゃぁ・・どぉして・・・
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