「FLY」 ~海を翔る~

NO.2

その先輩は、会う度に同じ薬をくれた。

助かった。。

ヨシくんに辛く当たられても、家で会話が無くても・・・・

嫌な事を考えなくていい時間。

その薬があれば、あの夢も見なくていい。。


   バイバイ・・の夢。


私は、逃げていた。

諦めていた。



   ねぇ??

   どないしたらいいんかな・・・ひろみ・・・


そんな風に思いながら、いつも強制的に眠りに落とされてた。
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