アポフィスの日記（短編集）

彼にいつも通り
根掘り葉掘り
１日の事を
聞かれる。



うんざりだ。



私は鞄から
果物ナイフを
取り出す。



ナイフを頭の
上から一気に
振り下ろす。



彼の右肩に命中。



もう一度
振り下ろす。



動くから
お腹に刺さった。



次を最後にしたい。



左胸命中。



血だらけの床に
彼は倒れ
息絶えた。



この瞬間
私は自由を
手に入れた。



私は彼の手から
逃れる事が
出来たのだ。