*最低小悪魔日記*
「はい?駄目だよ!」

そういったのに将人はあたしの手を引っ張って無理やり唇を奪った

それから何を話したのかは覚えていない
ただ、

それがあたしの弱みになると思って利用することにした


キスをされて急いでまだ仕事中の龍也のところに行った」」

龍也の同情をひくことにした
もっと龍也をあたしの手のひらの上で遊んでみようと思った

あたしはまた喉の奥を熱くして目を潤ませ涙を流しながら、表にいる先輩に泣きついた

「歩どうしたの?!」

先輩があたしをなだめると後ろから龍也がでてきた
「どうしたの?」
龍也はなんとなく理解しているような顔をしていた
「将人に無理矢理キスされた」

それと同時に龍也の舌打ちが聞こえた
俺もう上がるから上にいて近くに行かないようにしなと龍也に言われ、部屋に戻ると将人の姿はもうどこにもなかった

5分くらいしてから龍也が上がってきた
そして「歩さん大丈夫?俺がついてるから」と抱きしめてくれた

先輩も心配だったのか仕事の途中にあがってきてくれた

そしてさっきの話をすると、それって脅しじゃんと先輩と口々に言い始めた
もう近づかないほうがいいとかシフトずらすからとか協力的に話をしてくれた

その日の帰り道龍也はあたしを抱きしめてキスをしてきた
なんだか、遅い罪悪感が沸いてきた

そして彼に、
凌介に会いたいと

会いたいなんて言える資格のない私がおもってしまった

すごく会いたい
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