*最低小悪魔日記*
あたしは黙ったまま
和道さんも黙ったまま

時間だけが過ぎていって…

少し時間が経ってから和道さんは部屋からでていった

初めての告白。

正直嬉しかったし
別に付き合いたいとかじゃなくて
だれかに気に入られた事が
凄い嬉しかった

そしてその日の帰り道いつもあたしの愚痴を聞いている
バイト仲間の聖史と一緒に帰った
家の近くの公園で今日あったできごとを伝えるために話しをする事にした

「あのね…あたし凌介の事信じれない…だから別れたいけど一人になるのは怖いの……それに和道さんに告白された…」

すると聖史はえ!?とすこし大きい声をだした
そして周りを見回してから「マジで?」とあたしに聞き返す

コクリと頷く

そかー…と聖史は鉛色をした空を見る
今にも雪が降りそうで寒かった

あたしががたがたと震えていると聖史は自分も寒いのに上着を貸してくれた

「ありがとう…聖史って優しいね…聖史が彼氏だったらなぁ…」と気持ちを伝える

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