私こそ光る☆君 ~番外編~
「ちなみにその別のものってなぁに?☆」
「“地獄の一滴”を2:1の割合でソーダ水で割ったものだよ。
その名も“地獄の一滴DX(デラックス)”」
嬉々として語る紫水。
“地獄の一滴”の恐怖、再び。
しかも今度はデラックス!!
紫水、ハイボールじゃないんだから。
それにわざわざ比率まで言わなくても……。
『「「「…………」」」』
満面の笑みを浮かべる紫水とは対照的に、他の面々は苦虫を噛み潰したかのような表情をしている。
いや、もう一人例外がいたか。
清龍はあの殺人的なマズさ(推定)の液体が好きなんだよね……。
清龍は珍しく興味深げな顔をして、グラスに入った緑色の液体を見つめている。