私こそ光る☆君 ~番外編~
そんな私の疑問に答えるかのように紫水の言葉は続いた。



「ああ、痛い、痛い。

考えてみればおかしなものだよね、僕がシャーペンを持ってこんなくだらない問題を解いてるなんて。

僕の手はペンを握るためじゃなく、確かな力を握るためにあるものだから。

だから遥、僕の代わりに書いて?」


とんでもないこと言っちゃったよ、この人……。



「いや、何で俺様が!?」


「……おかしいのは紫水の頭」


遥、いつものことながら同情するよ。

これだけ家にメイドさんや執事さんがいるんだから、その人たちに頼めばいいのに、紫水ってば人が悪い……。



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