私こそ光る☆君 ~番外編~
午後7時。
「じゃあね、しーちゃん☆」
『また明日』
「……寝る」
終わった課題を手に、ほくほく顔で門の前に立つ3人。
「3人とも、お疲れ様。
遥にはちゃんと最後までやった数学の課題を手に登校するように言っておくから。
というか、終わるまで帰さないしね」
爽やかな笑顔でさらりと言う紫水。
担当教科の課題が終わらなかった遥は、課題が終わるまで斎賀邸に……。
あの状態じゃ、終わらなくて当然なんだけどね。
だって遥、実質二人分やらされてたもん。
遥に心の中で憐れみの言葉をかけながら、斎賀邸を後にした3人であった。