私こそ光る☆君 ~番外編~
『おなか。
それともあたまがいたいのか?』
再び覗き込んで訊ねる俺の視線から覆い隠すように目元に小さな両手を添え、“ちがうの”と言うようにフルフルと激しく頭を振った。
じゃあ、いったいどうして?
「おそらく……」
奏が突然泣き出した理由がわからず、困惑しているとそれまで黙って見ていた坂上が口を開いた
「おそらく、今日のお迎えが私だったのが奏様はお気に召さなかったのでしょう」
原因はお前か!?
「うっ、ひっく、おとうさんと、おかあさんは……?」
そうか。
奏は父さんと母さんに迎えに来てほしかったのか。
このところ父さんも母さんも仕事が忙しく、朝方出て行っては夜遅くに帰ってきているらしい。
すなわち、奏にとっては会えない日々が続いているわけで……。
それともあたまがいたいのか?』
再び覗き込んで訊ねる俺の視線から覆い隠すように目元に小さな両手を添え、“ちがうの”と言うようにフルフルと激しく頭を振った。
じゃあ、いったいどうして?
「おそらく……」
奏が突然泣き出した理由がわからず、困惑しているとそれまで黙って見ていた坂上が口を開いた
「おそらく、今日のお迎えが私だったのが奏様はお気に召さなかったのでしょう」
原因はお前か!?
「うっ、ひっく、おとうさんと、おかあさんは……?」
そうか。
奏は父さんと母さんに迎えに来てほしかったのか。
このところ父さんも母さんも仕事が忙しく、朝方出て行っては夜遅くに帰ってきているらしい。
すなわち、奏にとっては会えない日々が続いているわけで……。