私こそ光る☆君 ~番外編~
レインガーデン料理対決!!
「お前ふざけんなよ!!
あんなおぞましいもの食わせやがって!!」
番組終了後の楽屋に遥の怒号が響く。
「人聞きが悪いね、君は。
僕は強制なんてしたつもりはないよ」
「ふぇっ、しーちゃんズルイ!!☆」
ずるい。
本当にズルイ。
生放送番組で食べないわけにいかないじゃない!!
今日の“レインな時間”の収録は災難だった。
紫水が料理するという企画だったのだが、メンバー全員もれなく紫水の創作料理“タンホイザー”を食べさせられたのだ。
あれは凶器だ、絶対。
『あんなの食べて、どうして清龍は平気なの?』
「……気合で?」
そう答える清龍は、同じものを食べたにも関わらずケロッとしている。
ん?
でも……。
「気合で誤魔化したっつーことは、今回はお前の味覚でも美味くなかったのかよ?」
清龍とは対照的にげんなりした表情の遥が私の気持ちを代弁する。