私こそ光る☆君 ~番外編~
“紫水は当然高級レストランのような料理を出してくるだろうから、それに見劣りしないように”

なんて、つまらない対抗意識を燃やしていた。


さっきの私らしくって言葉はそこを指摘してくれていたのかな?


高級レストランの料理なんて、私には逆立ちしたってできない。

見た目は何とか似せられたとしても、美味しくなければ意味がないし、そんなのレプリカ作ってるみたいで絶対楽しくない。


料理は楽しく!!

料理は味で勝負!!


これが基本だよね。


スッと顔を上げ、手前に引き寄せていたお肉とお魚をもとの位置に戻す。

続いて手にしたボウルに人参、じゃがいも、玉葱などを手早く取り分けていく。


よしっ!!

なんかやる気出てきた!!


これも清龍のおかげかな?


メニューが決まって気合を入れ直した私は、軽い足取りで持ち場へと戻っていった。



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