私こそ光る☆君 ~番外編~
「遥の部屋、じゃない?」


ティーカップの代わりに自分の手を口元にやり、少し考えるようにしてからつぶやく。

その言葉に一番最初に反応したのは遥だった。


「あいつ、また勝手に人のベッドで寝やがったな!!」


椅子を蹴り倒す勢いで遥は立ち上がる。


『ちょっと、そんなに怒らなくても!!』


「見られて困るものでもあるんじゃないのかな?」


慌てて宥めようとする私だったが、紫水はこんな状況をも愉しもうとする。


「べっ、別にそんなもんねーよ!!//」


耳まで真っ赤にして遥は否定するが……。


「あらあら、ハルちゃんもそういうお年頃なのかしらね」


「だからちげーよ!!

それにハルちゃん言うな!!//」


遥のお母さんの言葉に、遥はますます顔を赤くした。


う~ん、動揺してるところを見ると怪しい。

だけど、見られたら困るものって何だろう?


う~ん……。

あっ、もしかして!!


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