私こそ光る☆君 ~番外編~
「しーちゃんワガママッ!!☆」
「何とでも」
「……帰りたい」
あははは、素敵にバラバラだ。
そういえば遥は……。
呆れ半分に前方から目を離し、隣の人物へと意識を向けた。
途端……。
グググッ。
『いたたたたっ!!』
繋いでいた手を強く握り締められて悲鳴を上げた。
何、何なの!?
「あいつら……!!」
頭上から降ってきた声に寒気を感じ、ピクリと震えて姿勢を正す。
怒ってる。
めちゃくちゃ怒ってるよ、遥!!
いつもなら怒鳴り散らして発散される、遥の怒り。
でもここは一般の人が多いから……。
そんなことをしたら、すぐに週刊誌のネタにされてしまうだろう。
しかも喧嘩と熱愛の両方!!
迂闊だった。
ただでさえ待つの嫌いなのに、目の前であんなことして時間取られたら、遥がイラつくのは当たり前。
早急に遥の注意を逸らさないと!!
「何とでも」
「……帰りたい」
あははは、素敵にバラバラだ。
そういえば遥は……。
呆れ半分に前方から目を離し、隣の人物へと意識を向けた。
途端……。
グググッ。
『いたたたたっ!!』
繋いでいた手を強く握り締められて悲鳴を上げた。
何、何なの!?
「あいつら……!!」
頭上から降ってきた声に寒気を感じ、ピクリと震えて姿勢を正す。
怒ってる。
めちゃくちゃ怒ってるよ、遥!!
いつもなら怒鳴り散らして発散される、遥の怒り。
でもここは一般の人が多いから……。
そんなことをしたら、すぐに週刊誌のネタにされてしまうだろう。
しかも喧嘩と熱愛の両方!!
迂闊だった。
ただでさえ待つの嫌いなのに、目の前であんなことして時間取られたら、遥がイラつくのは当たり前。
早急に遥の注意を逸らさないと!!