私こそ光る☆君 ~番外編~
ポップコーンがどうとか、そんなのはただの口実で。

心配してくれてたんだってわかると、すごく嬉しい。


「けど、先によそ見して人のこと放ったらかしてたのはお前だからな。

お前は俺様だけ見てればいいんだよ」


抗議のようなその言葉も、同じ気持ちだったんだってわかるからすごく嬉しい。


「それから……その服、似合ってるな。

可愛い//」


これは多分、今日会ってから遥がいつ言おうかずっと迷ってた言葉。


『ふいうちは反則だよ……//』


でもやっぱり嬉しいから。



照明が落ちる直前。


『ありがとう』


と、胸いっぱいの気持ちを込めて告げたら、そっとキスをされた。



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