私こそ光る☆君 ~番外編~
「なんか食い足んねぇな」
今日見た映画の話に花を咲かせながら食事をしていると、先に食べ終わった遥がつぶやいた。
『何か追加で頼む?』
フォークを置いて、ウエイターさんを呼び止めようと手を挙げかける。
しかし、遥は首を横に振った。
「いや、お前のをもらう」
『……えっ!?』
冗談だろうかと遥を見つめるが、その瞳は至って真剣。
『じゃあ……』
ためらいながらもお皿ごと差し出そうとすれば、
「全部はいらない。
一口だけでいいから、お前が食わせてくれ」
と、さらにとんでもないことを言われた。
う~、他の人に見られてないってのはわかってるけど、それでも恥ずかしいよ~。
「ほら、早くしろよ」
なんで今日の遥はこんなに積極的なの!?
前に遥が風邪引いた時は自分だって恥ずかしがってたのに……。
『あ……あーん?』
震える手で料理の乗ったフォークを差し出す。
「……ん」
こちらに身を乗り出した遥は短く返事をして料理をさらっていった。
今日見た映画の話に花を咲かせながら食事をしていると、先に食べ終わった遥がつぶやいた。
『何か追加で頼む?』
フォークを置いて、ウエイターさんを呼び止めようと手を挙げかける。
しかし、遥は首を横に振った。
「いや、お前のをもらう」
『……えっ!?』
冗談だろうかと遥を見つめるが、その瞳は至って真剣。
『じゃあ……』
ためらいながらもお皿ごと差し出そうとすれば、
「全部はいらない。
一口だけでいいから、お前が食わせてくれ」
と、さらにとんでもないことを言われた。
う~、他の人に見られてないってのはわかってるけど、それでも恥ずかしいよ~。
「ほら、早くしろよ」
なんで今日の遥はこんなに積極的なの!?
前に遥が風邪引いた時は自分だって恥ずかしがってたのに……。
『あ……あーん?』
震える手で料理の乗ったフォークを差し出す。
「……ん」
こちらに身を乗り出した遥は短く返事をして料理をさらっていった。