私こそ光る☆君 ~番外編~
「じゃあそろそろ行こうか?」
「うん!!☆」
「何で君まで来るのか、納得のいくように説明してもらえるかな?」
「こいつすげームカつく……」
意気投合し(?)、4人はお団子屋さんを後にします。
「また、今度は一緒にお団子屋さん行こうね☆」
「うん」
「さしずめ邪魔者その2、か……」
「絶対全員俺様の子分にしてやる!!」
村を出た時より人数も増え、二列に並んでそれぞれ思い思いの話をしながら賑やかに横行すること数分。
そろそろ山の麓にさしかかるかというところで、狭い一本道を塞ぐように立っている一人の青年と出会いました。
「あのー、何してるんですか?」
ひとまず声をかける奏。
「……迷ってる?」
「「「「…………」」」」
青年のあまりの珍回答ぶりに言葉を失う一行。
そんなものはこっちが聞きたい。
尋ねてどうする?
そういった顔をしています。