私こそ光る☆君 ~番外編~
翌朝。
「あのー、どこへ行くんですか?」
「…………」
不安げに尋ねる白雪姫と黙って一歩前を歩き続けるお妃様直属の家来。
(……迷った? ←by 家来)
「うわっ……」
辺りをキョロキョロ見回しながら進んでいた白雪姫は、急に立ち止まった家来の背中に衝突してしまいました。
「いたたた……」
白雪姫が打ちつけた鼻を押さえながら見上げると、家来は白雪姫にこう告げます。
「逃げろ」
「……はへ?」
(殺すの面倒 ←by 家来)
よくわからないながらも、家来に背中を押される形で白雪姫は森の奥へと入っていきました。